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ウォークマン・デラックス WM-3 買ってしもうた!

1981年5月1日発売で、TPS-L2のマイナーチェンジ版である。初代ウォークマンが欲しかったのだが、あまりにも高額であり、ジャンクに発売時の定価以上のお金を出すのはどうしてもためらわれた。

3代目ウォークマンであるが、色以外はほとんど初代と同じである。違いは、メタルテープ対応になっているくらいである。通称「ウォークマン・デラックス」(マツコ・デラックスみたい)。

写真撮影のために、アルコールで汚れを落とす。汚れが取れると比例するように、どんどん綺麗になっていった。なんか、初代の青よりもこっちの黒のほうがかっこよく思えてくるから不思議だ。

ジャンク品として買ったので、当然、動かない。しかも、蔵から出してきたようなほこりをかむったままだった。心配だったのは、電池ボックス。幸い、液漏れはしていないようで、修復されたような跡もない。さっそく、アルカリ電池を入れてみる。再生ボタンを押してみる。当然動かないし、うんともすんとも言わない。ジャンク品だから当たり前だ。

幸い、オペレーションランプは点いているので、回路自体は生きているかもしれない。モーターの回る音すらも聞こえないので、動くようになるかわわからないが、飾り物になるのも癪なので、後日分解して修理してみようと思う。

HOT LINEにヘッドフォンジャック2個も同じだ
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初代ウォークマン(TPS-L2)の3つの思い出

最近カセットテープの再生のために試行錯誤したせいで、カセットテープ熱が上がっている。そんなこんなで、最近気になっているのが、初代ウォークマンだ。この機器については色々な思い出がある。

一つ目は、手に入れた経緯である。発売されたのは、1979年の7月である。そして、当時高校生だった自分は、結構すぐに手に入れた。3万3千円という、高校生にとっては高額なアイテムだが、当時としてはめずらしい「英語科」に通っていた自分は、「リスニング学習に」とか言って、親に買ってもらったのではないだろうか。親も、英語の教員だったこともあり、変に物分かりが良かったのだろう。しかし、当時の高校生がウォークマンを英語の学習に使うわけがないなどとは思わなかったのだろうか?まあ、親の思惑は置いておいて、しっかりと期待?を裏切り音楽専用マシンとなったのであった。

二つ目は、衝撃的だった音質である。そんなこんなで手に入れた、ウォークマンだが、今までヘッドフォンで音楽を聴くという、今でこそ普通の行為なのだが、当時としてはあまり一般的ではない(持ち運べる音楽プレーヤーがなかった時代だから)体験だったのだが、レコードから録音したクイーンのボヘミアンラブソディを聴いた時には、ぶったまげてしまった。びっくりするほど音がいいのである。この時の衝撃は今でもはっきりと覚えている。一見チープなヘッドフォンから出てくるクリアで迫力のある音にびっくりしたものである。

三つ目の思い出は、ちょっと苦い思い出である。こんないいい音楽なら、学校の退屈な授業で聞けばハッピーになれるじゃないかということで、それを実践してしまったことである。昔から早弁とかあったけど、これは、なんと言ったらいいか。その当時、公民かなんかの授業に実習生の大学生が来ていた。生意気な高校生のこと、その直向きな先生の卵を舐め切っていたのだろう。授業は、まあ一生懸命だったのだろうが、興味を引きつけるようなものではなかった。(もちろん言い訳位にはならないが)
そして、運もいいことに、席も一番後ろだったので、授業が始まるとすぐに、ウォークマンを取り出して音楽を聞き始めた。当然密閉型のヘッドフォンではないので、近くには音楽が聞こえていたのだろう、近くの友人達もにニヤニヤしてしていた。実習の先生も何やらこちらを見ているが、授業中であることもあり、特に注意をされることもなかった。しかし、授業が終わってから自分のところに来て、「音楽を聞いていましたね」と言って、「預かります」と、買ったばかりのウォークマンが没収されてしまった。

職員室に呼び出され、指導教官からたっぷりと絞られてから返してもらったが、それ以後は授業中に出して聴くことはなかった。数年後に音楽好きの友人に1万円で売ってしまったことを未だに後悔している。

もう一度触ってみたいとフリマを探してみると、高いのだ。ジャンク品でも3万〜4万、完動品だと5万円以上である。とても、購入することはできない。でも、欲しい。

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PENTAX K-3 Mark III Monochrome 発表

今日は仕事が休みだったので、何となくニュースサイトを見ていたら、「PENTAX K-3 Mark III Monochrome を発表」というニュースが目に留まった。なんと、2023年4月28日に発売するのだそうだ。

リコーイメージングの製品紹介サイト

CMOSセンサーは、APS-Cサイズ相当で有効約2573万画素。カラーフィルターを持たないローパスフィルターレス仕様で、補間処理することなく1画素1画素が取得した輝度情報を、ダイレクトに画像に反映できる。そのため、より繊細で高解像、階調再現に優れたモノクローム画像が得られるという。

リコー(ペンタックス)のオンラインショップでも予約ができるそうだが、覗いてみると、直販モデルは在庫切れになっており、予約注文もできない状態になっていた。

今まで、一眼のデジカメをけっこう買ってきたが、一番最初がPENTAXだった。istDというモデルで、コンパクトで写りもよかった。その頃からいろいろなマウントに浮気はしたものの、PENTAXは、ずっと使っている。もちろん、カメラは、istD→K-7→K-70と変わり、今はKPを使っている。

PENTAX KP + HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

フォーカスなど今一つと感じるところもあるが、カタマリのような質感と小型のボディ、はっとする発色の写真が撮れるので、ずっと持ち続けている。そこそこ、レンズも持っている。

で、今回のモノクロームモデルの発表である。敬愛する、石元泰博さんのシカゴや桂離宮のモノクローム写真に魅せられて育った者としては、彼の愛用のライカでなくとも手にしたいと久々に興奮した。だから、PENTAXのマウントは手放せない。

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WBC 優勝 × ランチパック

 日本が、アメリカを下し、2023 WBC大会で優勝した。野球にあまり関心のない自分でも、日本選手の活躍に胸を躍らせていた。

 昨日も、優勝の験担ぎに、ヤマザキのランチパックを購入した。当然、WBCのロゴがあるものと思っていたが、家に帰ってよく見てみると「SAMURAI JAPAN 」と書かれたあった。「あれっ」と思って間違ったかなと思い、もう一度よく見てみると「侍ジャパンの勝利を願って」と書かれているので、WBCの応援のための製品には違いがないのだが・・・。

 疑問に思って、調べてみると日本プロ野球選手会のホームページに詳しく書かれていた。詳しくは、リンク先をみてもらうとして、簡単に言うと、WBCでは、出場する参加国に当然に認められている、代表チームのスポンサー権、代表グッズのライセンシング権(商品化権)が認められていない、のである。日本代表であれ、WBCの関連グッズ販売や、商品化に対しては、すべてWBC社(アメリカのMLBとMLB選手会)にお金を払う必要があるのである。

 で、ランチパックに話を戻すと、上のような理由でWBCの文字がなかった訳である。「侍ジャパン」のスポンサー料は、日本の球界発展のために使われるそうなので、ランチパックを買ってよかった。もちろん、ハムカツとメンチカツのコラボも最高だった。ランチパックにはずれなし!

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コロナとバリアフリー

先日、髪を切りに行った。わたしのお気に入りは、安くて速い某散髪チェーンである。普段は平日ということもあり、すぐに呼ばれるのだが、いつもより待たされて、やっと、と思い椅子に座った途端、店内に「ガしゃーーん」という大音量が響いた。

いったい、何があったのかと、音のする方角を見ると高齢の方が、消毒用のスプレースタンド共に転倒をしていた。その大きな音は、立派?な消毒用のスプレースタンドが倒れる音だったのである。

すぐに、店の方が数人で倒れた方を抱き起して、「大丈夫ですか?」と何度も声をかけていた。その方は「だいじょうぶです」と、言っていたが、高齢の私の母親が転倒で何度も骨折をしているので、とても心配になった。

そのまま抱きかかえられるようにして、散髪用の椅子に運ばれた。その後は、何事もなかったように、散髪をしていた。

大音量の正体は、立派な消毒用のスプレースタンドが倒れる音だったのであるが、どうしてそんなことになったのかは、すぐに理解できた。高齢の方は、足腰が弱くなっているようで、杖を使ってやっと自力で歩いているような状態だった。家族の方に乗せて来てもらったのだろうか。自動ドアをくぐると、「手指の消毒をお願いします」の張り紙と立派な足踏み式のスプレースタンドが置いてあった。杖でバランスを取りながら、不自由な足で踏もうとした時にバランスを崩したのだ。

コロナの感染者が少しずつ減ってきている昨今であるが、こんな、日常の部分にも暗い影を落とし続けている。

自分の散髪が終わり、外に出ると50~60歳くらいの女性の方が、車の中でスマートフォンの画面を見ていた。どうやら、あの大きな音は、外には聞こえなかったらしい。