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ぶんがく

ChatGPT で文学する。

ChatGPTについては、もう知っている方もほとんどだと思うので、簡単な紹介しかしないが、最近注目されている、「対話型AI」のことである。これが、なかなかおもしろくて、いろいろなことができてしまう。〇〇さんとは、何者?などと、自分の名前を聞いてみると、まあ、ほんまかいな?というような返事を返してくれる。私の場合は、日本の作家・評論家で、早稲田大学の文学部を卒業後、文筆業を始めたそうである。多くの文化人や芸術家と交流を持ち・・・以下略。

では、さっそく、物語を創作してもらいましょう。

「日本の江戸時代を舞台にした町民の物語を創作してください。」

で、ChatGPT が創作した話が以下のものである。

この物語は、江戸時代中期のある町に住む普通の町民の生活を描いたものです。

主人公の名前は、田中徳次郎といいます。彼は、地元の農家から出稼ぎに出ていたが、病気で帰郷することになりました。彼は、家族が住んでいる町に戻り、居酒屋で働くことになりました。

徳次郎は、町で暮らすようになってから、多くの人々と出会い、友達を作りました。彼は、毎晩居酒屋で働き、仕事が終わると、友達と一緒に飲んで過ごします。

ある日、徳次郎の友達の一人が、賭け事をしている姿を見かけました。彼は、その友達を止めようとしましたが、友達は聞き入れず、ますます深みにはまっていきました。徳次郎は、友達を見捨てることができず、彼を助けるために、一緒に賭け事に参加することにしました。

しかし、徳次郎たちは賭け事に負け、大金を失ってしまいました。徳次郎は、借金を背負ってしまい、苦しい生活を送ることになりました。しかし、友達たちは、徳次郎を見捨てず、彼を助けるために協力しました。

徳次郎たちは、借金を返すために、一生懸命働きました。そして、ついに借金を完済することができました。徳次郎は、友達たちに感謝の気持ちを込めて、お祭りを開催することにしました。彼らは、一緒に飲み、踊り、笑い、楽しい時間を過ごしました。

徳次郎たちは、互いに支え合い、助け合いながら、困難を乗り越えていきました。彼らは、日々の生活の中で、深い絆を築きました。そして、町を守り、発展させるために、一緒に協力していくことを誓いました。

もう少し、具体的な問いかけをすると、もっと、長い創作をしてくれるのかもしれない。アメリカの教育機関では、使用禁止になったのもうなずける。

ChatGPT に興味のある人、実際に使ってみたい人は以下のリンクより。

Introducing ChatGPT

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こども

出生数、初の80万人割れだって!

昨日のニュースで、「厚生労働省は28日、2022年の人口動態統計の速報値を公表した。年間出生数は79万9728人で、前年と比べ4万3169人(5.1%)減少。1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少となった。」というのが大々的に報じられていた。そして、我らがイーロン・マスク氏も早速反応したようである。

一日に2200人近くが生まれ、1時間では9人ほどが生まれていることになる。それが、多いか少ないかはわからないが、前年度が84万2897人だったことから考えると5%以上の減少ということになるのである。

新型コロナウィルスの影響で、若者の出会いの場が減り、自宅で一人で過ごす時間が増えたことなどを考えると、これはこれで立派な数字ではないかと思う。少子化が加速しているという論評ばかりが目立つが、もう少し冷静に捉える必要があるのではないだろうか。

世界のネタ帳というサイトに、世界の合計特殊出生率ランキングが載っているが、1位のニジェールは、6.735人である。日本がお手本にすべきは、何年も前から言われている通り、フランスだろう。ずっと、フランスの少子化政策が参考になると言われてきたが、日本がお手本にすることはなかった。岸田総理の言う「異次元の少子化対策」がどんなものであるか、非常に不安はあるが、意気込みと本気度は伝わるので楽しみでもある。

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おとな

コロナとバリアフリー

先日、髪を切りに行った。わたしのお気に入りは、安くて速い某散髪チェーンである。普段は平日ということもあり、すぐに呼ばれるのだが、いつもより待たされて、やっと、と思い椅子に座った途端、店内に「ガしゃーーん」という大音量が響いた。

いったい、何があったのかと、音のする方角を見ると高齢の方が、消毒用のスプレースタンド共に転倒をしていた。その大きな音は、立派?な消毒用のスプレースタンドが倒れる音だったのである。

すぐに、店の方が数人で倒れた方を抱き起して、「大丈夫ですか?」と何度も声をかけていた。その方は「だいじょうぶです」と、言っていたが、高齢の私の母親が転倒で何度も骨折をしているので、とても心配になった。

そのまま抱きかかえられるようにして、散髪用の椅子に運ばれた。その後は、何事もなかったように、散髪をしていた。

大音量の正体は、立派な消毒用のスプレースタンドが倒れる音だったのであるが、どうしてそんなことになったのかは、すぐに理解できた。高齢の方は、足腰が弱くなっているようで、杖を使ってやっと自力で歩いているような状態だった。家族の方に乗せて来てもらったのだろうか。自動ドアをくぐると、「手指の消毒をお願いします」の張り紙と立派な足踏み式のスプレースタンドが置いてあった。杖でバランスを取りながら、不自由な足で踏もうとした時にバランスを崩したのだ。便利であるはずの足踏み式のスタンドは、足の弱い高齢者の方にとってはとんでもないバリアだったのだ。

コロナの感染者が少しずつ減ってきている昨今であるが、こんな、日常の部分にも暗い影を落とし続けている。

自分の散髪が終わり、外に出ると50~60歳くらいの女性の方が、車の中でスマートフォンの画面を見ていた。どうやら、あの大きな音は、外には聞こえなかったらしい。

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こども

日本の少子化について思う

日本での子育てはたいへんなのだろうか?

〈出生率が死亡率を超えることがない限り、日本はいずれ消滅するだろう〉5月中旬、米・テスラCEOのイーロン・マスク氏がツイート。

マスク氏がツイートで反応したのは、日本の総人口が過去最大の減少幅を記録したというニュースに対してだ。(2021年、日本の人口は過去最高の64万4,000人減、1億2,550万人に!)

イーロン・マスク氏は9名の子どもがいるそうであるが、彼がたいへんなお金持ちであることは、子だくさんとは関係がないだろう。日本での子育てはたいへんなのだろうか?

そう、はっきり言って、たいへんである。日本だからという事はわからないが・・・。たいへんであるが、そのたいへんさを上回る「喜び」や「感動」や「憂い」や「希望」がある。そして、何よりも、言い古されていることかもしれないが、自分のようなチャラチャラしたお兄ちゃんを、親にしてくれて、少しだけまともな大人にしてくれた。親が子どを育てているのではなく、子どもによって、親にしてもらって、人として育ててもらっているのではないかと思う。そう考えると、今の日本の問題は少子化という表現よりも、「少親化」としたほうが適切なのかもしれない。

ある程度少子化政策が成功しているフランスが、少子化政策と言わずに、「家族政策」というのも納得ができる。

「子どもが少ないから、子どもを増やしましょう」などと言う単純な問題ではないのだ。