著 者 :東野 圭吾
出版社 : 講談社(文庫)
発売日 : 2001/1/17
単行本 : 376ページ
ISBN-13 : 978-4062730174
寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
2026年7月23日に東野圭吾さんが亡くなった。びっくりした。かなり年上かと思っていたが、たいして年齢も変わらないことにも驚いた。ご冥福をお祈りいたします。
「加賀恭一郎」シリーズはあまり読んだことがなかったので、『悪意』を手に取ってみた。読み始めてすぐに犯人がわかるのだが、殺人の本当の動機が最後までわからない。このような、ミステリー小説のスタイルをハウダニットというらしい。
恭一郎が元々は中学校の教師だったことも分かり、何か親近感を持ってしまった。章立ても非常に工夫されていて、何となく動機も一筋縄ではいかないだろうなと予感させてくれる。犯人の供述(手記)には虚偽が混じっていて、それを一つずつ解き明かしていく。一気に読んでしまった。
単行本が出版されたのが1996年だったので、今読むと、ずいぶんと電子機器の発達や記録媒体に隔世の感がある。自分にとっては懐かしくもあった。