昨日のニュースで、「厚生労働省は28日、2022年の人口動態統計の速報値を公表した。年間出生数は79万9728人で、前年と比べ4万3169人(5.1%)減少。1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少となった。」というのが大々的に報じられていた。そして、我らがイーロン・マスク氏も早速反応したようである。
一日に2200人近くが生まれ、1時間では9人ほどが生まれていることになる。それが、多いか少ないかはわからないが、前年度が84万2897人だったことから考えると5%以上の減少ということになるのである。
新型コロナウィルスの影響で、若者の出会いの場が減り、自宅で一人で過ごす時間が増えたことなどを考えると、これはこれで立派な数字ではないかと思う。少子化が加速しているという論評ばかりが目立つが、もう少し冷静に捉える必要があるのではないだろうか。
世界のネタ帳というサイトに、世界の合計特殊出生率ランキングが載っているが、1位のニジェールは、6.735人である。日本がお手本にすべきは、何年も前から言われている通り、フランスだろう。ずっと、フランスの少子化政策が参考になると言われてきたが、日本がお手本にすることはなかった。岸田総理の言う「異次元の少子化対策」がどんなものであるか、非常に不安はあるが、意気込みと本気度は伝わるので楽しみでもある。