原田ひ香 著
初版刊行日2021/8/20
判型文庫判
ページ数352ページ
定価770円(10%税込)
ISBNコードISBN978-4-12-207100-1
読了 3時間~4時間
すっと読めて、何か得したような気持ちになる本である。6章構成で、1章が30分ほどで読めるので気軽に読み始めることができる。
お金にまつわるちょっと難しい話を、家族の様々な人の立場からやさしくエピソードトークのように語ってくれるので、飽きずに読み進めることができた。
御厨(みくりや)家の中で、一番かっこいいのは、おばあちゃんの琴子だ。73歳にして再就職をし、若い男の友達もいる。お金に関しても、お金の使い方に関してもしっかりとした自分の考えを持っている。ただ、若い友達の小森安生に対する説教はあまりピンとこなかったし、イメージしていた琴子おばあちゃんが果たしてそんなこと言うだろうかと感じた。
今年の一月に、フジテレビ系列でドラマ化されて放送されたらしい。気になってキャストを見てみると、琴子おばあちゃんは中尾ミエ・・・・。なんか違う。で、アンミカ?誰の役?黒船スーコ?ああ、ファイナンシャルプランナーだったかな。街絵さんはいい感じ。
ドラマもぜひ、見てみようと思う。